もうり農園

2013年1月の野菜便り



【2013.1.8】

新年あけましておめでとうございます。今週は2013年の初荷です。
本年ももうり農園の野菜セットをよろしくお願いいたします。
先週はほとんど畑仕事はお休みをして、家周りの片付けや年間の栽培計画などのデスクワークをしていました。今年の初仕事はこの初荷と「味噌造り」です。材料は豆と米と塩だけ。豆はもちろん自家製の大豆で千葉県の在来種を使いました。麹も自家製です。知り合いから分けてもらった米を蒸して粉末の麹菌を振りかけて米麹を造ります(上の写真)。発酵途中の麹は日本酒特有の甘いにおいがします。茹でた大豆と麹と塩を混ぜ、機械でミンチ様につぶします。樽に詰めれば人間の作業はここまで。あとは時間を掛けて麹菌に頑張ってもらいます。
夏を経て秋口から食べられるようになりますが2年、3年と年月を経た味噌ほどおいしくなるのは言うまでもありません。

【2013.1.15】

それにしてもすごい雪でした。午前中は雨だったので「あれあれ?」と思っていたのですが午後になると雪に変わって、それからはもうあっという間に積もってしまいました。
ですから雪が降った当日(14日)の主な仕事は雪かきでした。普通に雪が降る地方のビニールハウスは、材料のパイプの太さを太いものにしたりなどそれなりの対策が施してあります。それでもドカ雪が降ったりすると雪の重みで潰れてしまうことがあるそうです。なので屋根に積もった雪を落としてあげないといけません。このお便りを作っている時点ではまだ畑の様子を確認できていませんが、野菜はすべて雪の下です。午前中は難しそうですね。午後から雪の中をかきわけて収穫するしかなさそうです。

【2013.1.22】

先日の20日は24節気の一つ「大寒」でした。1月5日の「小寒」から2月4日の「立春」の中日で、この期間を「寒の内(かんのうち)」というそうです。1年で一番寒い時期にあたります。
こんな寒い時期で種を播いたりと、栽培を始めなくてはいけません。2月には落葉の発酵熱を利用した温床を作るのですが、それに先駆けて電気の温床を作りました。畳1枚ほどの囲まれたスペースの地面に電熱線を張り、断熱のための籾がらや黒ビニールを敷き詰めます。ここに種を播いたトレイを置いて、2月中旬以降の畑デビュー(定植)まで育苗します。まずはキャベツ、ブロッコリー、サラダ白菜やセロリの種を播きました。このあとレタスの種も播く予定です。

【2013.1.29】

また雪が降りました。佐倉市を含め千葉県内はかなり積雪があったようです。皆さんのご自宅の周辺はいかがでしたでしょうか?2週間前の大雪の後、あわてて軽トラ用のチェーンを買いました。「備えあれば、、、」の言葉通り今回は突然の大雪にもあわてずに走行することができました。
先週作った電熱温床のおかげで、播いた種がどんどん発芽し始めています。早いものは3〜4日で芽が出ました。温床がなければ1週間経っても芽が出たかどうか、、写真はサラダ白菜の芽です。順調なら4月下旬から5月のセットでお届けできると思います。あっという間に2月になります。農園の作業場には夏野菜の種がそろい始めました。ピーマン、ナス、トマトなどの種まきもいよいよスタートです。個人的には1年の区切りの様で「農園の1年」が始まるなぁと、ちょっと気が引き締まります。

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