もうり農園

2014年4月の野菜便り



【2014.4.5】 

4月になりました。会社勤めや学校通いの方は新しい1年の始まりを予感するのでしょうが、農家にとってはごく通常営業です。自分の場合、どちらかというと夏野菜の作付が始まる2月あたりが1年の始まりを予感します。
4月の声を聴くようになるとウリ科の種まきが始まります。主なウリ科の野菜といえばかぼちゃ、きゅうり、ズッキーニなどです。今年は昨年失敗した冬瓜も再チャレンジします。とろみのついたスープで食べると寒い時期には暖まります。たまに食べたい一品ですね。他にも昔懐かしいマクワウリもチャレンジです。メロンほど甘すぎない、程よい甘味が美味しい夏の果物です。8月のセットでぜひお届けしたいです。お楽しみに!

【2014.4.12】 

4月になって日差しが随分暖かくなってきました。畑で体を動かしているとすぐに汗ばんできて長袖Tシャツ1枚でも充分な陽気です。
畑の隣の雑木林に1本だけある桜の木が今年も満開になりました。なかなか花見の余裕もなく気が付いたら満開になっていたという感じです。早く畑で花見をするくらいの余裕が欲しいものです、、。

3月末に播いたウリ科の種が芽を出して双葉を大きく広げ始めています。これから1株ずつ大きな鉢に移植して独り立ちさせていきます。写真はズッキーニの双葉。種を播くときにきちんと種の向きを揃えるとこうやって整然と双葉が同じ方向に並びます。こういうのを美しいと見入ってしまうのは農家の自分だけでしょうか。

【2014.4.19】 

日中は随分と暖かくなりましたが、朝晩は少し肌寒くて、日によっては朝に薄く霜が降りることがあります。野菜によっては寒さに弱いものもありますので、なかなか気の抜けない日が続きます。
じゃがいもの芽が出始めました。今年は地温の上昇と草対策のために畝を黒いビニールで覆いました。植えて約1か月で芽が地面から顔を出し始めています。ビニールを突き破ろうとしてポコッとビニールが盛り上がってきたところを1か所ずつ手で破って芽を外に出してあげます。この時期を間違って遅れてしまうとビニールの中で高温になり過ぎで芽が焼けてしまいます。ちゃんと芽が出揃うまではちょっとドキドキの日が続きます。

【2014.4.26】 

4月にしては随分長い間雨が降らず、カラカラに乾いていた畑に恵みの雨が降りました。野菜たちもイキイキしています。
この時期、雨が降るとタケノコが顔を出し始めます。見逃すとたった1日であっという間に掘り上げ時期を逃してしまうので、最近は朝と夕方に見回っています。しかも掘り上げたらなるべく早いうちに茹でてしまわないと鮮度が落ちてしまうので採ったその日か翌朝には茹でてしまいます。写真は今年1回目の茹でたけのこ生産の様子。茹であげたたけのこは小分けして真空パックにして保存します。こればかりはどれだけ採れるか判りませんが5月のセットでお届けする予定です。


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