もうり農園

2014年5月の野菜便り



【2014.5.3】 

あっという間に4月も終わり周辺ではGWに突入しているようですね。農家はこの時期、夏野菜の作付や田んぼの作業に追われて基本的に通常営業です。
近くの田んぼは次々と水が入り始め、早いところではもう田植えが始まっています。水が入って田植えを待つ状態の田んぼは、風のない穏やかな日には見る角度によって鏡のように空の景色を映し出します。稲が大きく育って青々した田んぼも美しいですが、どちらかというとこの田植え前が一番好きな風景です。GW明けからは私も知り合いの農家さんのところで田植えの手伝いが始まります。一年の中でいちばん忙しい時期に入ってきました。

【2014.5.10】 

GWも今日(6日)が最終日です。周辺の畑を耕作している他の農家さんは田んぼもやっていて田植えの真っ最中だからでしょうか、この時期でもほとんど人を見かけません。付近を行き交いする人も少なくとても静かです。
春キャベツがちょっと遅めですが順調に巻きはじめています。写真は今年初めて栽培した品種「みさきキャベツ」です。とんがり帽子のような頭がとがったちょっと面白い形のキャベツです。柔らかくて生でわしわし食べるのが美味しいそうでとても楽しみです。写真は約1週間前のものなので、今は出荷までもう少しの状態です。

【2014.5.24】 

天気のいい日が続きます。何日かおきに雨が降って野菜の栽培にはすごくいい気候です。特に葉物などはぐんぐん育っていきます。同時に雑草も。

じゃがいもの花が咲きましたじゃがいもの花は白、ピンク、紫など品種によって色が違います。写真はとうや。育成地の洞爺湖から名付けられたそうです。ビタミンCが多く、煮崩れないキタアカリ、みたいな味わいで煮物やポテトサラダに向きます。新ジャガのお届けは6月中旬から。あまり夏場にじゃがいもという感じもしないですが、やっぱり採れたてを皮ごと召し上がっていただく新じゃがはぜひとも味わっていただきたいです。どうぞお楽しみに


【2014.5.31】 

相変わらず夏野菜の作業が続きます。まだかぼちゃ類の定植が残っているのと落花生の種播きもあります。落花生を専門に造っている周りの農家さんも一斉に播きはじめました。周りの何もなかった畑があっという間に落花生の畝で埋まっていきます。
特に夏野菜は種さえ播けばあとは植物任せというものが少なく、あれやこれやと造作物に手間がかかります。写真はきゅうりのアーチトンネル。高さは1m80程度で収穫しながら中を通れるようになっています。何人かでやれば大したことがない作業も一人でやるとなると段取りが一つ間違っただけで途方もないロスが生まれます。畑で一人大声を出して叫びたくなることもしばしばです。


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